男女問わずどの年代にも普及し、利用されているコミュニケーションアプリ「LINE」。既読がつく点や、動いたり音が出たりするものまであるバラエティに富むスタンプが特徴的です。スタンプ配布をユーザーに友達登録してもらうきっかけとして活用している企業様も多く存在します。
LINE公式アカウントは、2019年1月時点で国内で300万以上も開設されており、集客やプロモーションに活用されています。
ここでは、これからLINE公式アカウントを取得し、LINEをプロモーションに活用していきたいと考える店舗様・企業様に知っておいていただきたい基礎知識をまとめてご紹介します。
“LINE公式アカウントとは”
LINE公式アカウントとは、LINEの中に企業や店舗のアカウントを開設できるサービスのことです。
規模や業種・商材を問わず誰でも開設でき、フリープランを選べば無料で利用をスタートでき、月間1,000通までのメッセージ配信であれば費用はかかりません。1,000通を超える場合も、メッセージ通数に応じて課金されるので、予算や時期に合わせて費用を調整できます。
基本機能としては、「メッセージ配信」「タイムライン投稿」「チャット機能」「リッチメニュー(トーク画面の下部に大きく開くメニュー)」「ショップカード」「クーポン抽選機能」「レポート機能」が用意されており、オプション機能としては「プロモーションスタンプ」「API機能」などがあります。
“LINE@(ラインアット)とサービス統合”
かつては、LINE公式アカウントとLINE@(ラインアット)という2つの別のサービスだったものが、2019年4月にサービス統合がアナウンスされ、2019年11月現在は移行期間中で、LINE公式アカウントに一本化されつつあります。
これまで、LINE@(ラインアット)を使用していた場合、2020年1月14日までに移行の手続きを行う必要があります。それ以降は、強制的にサービス移行が行われ、利用していたLINE@(ラインアット)のプランに関わらず、LINE公式アカウントのフリープランへ移行される予定です。
なお、もともとLINE@(ラインアット)のフリープランを利用していた場合はフリープランへの移行しかできません。有料プランを利用していた場合は、フリープランかライトプラン、スタンダードプランへ移行できます(プラン変更はいつでも可能)。
また、LINE@(ラインアット)で取得したQRコードは、2020年4月以降は利用できなくなるため、LINE公式アカウントから再取得する必要があります。
サービス統合により、機能がアップデートされて使いやすくなったり、パートナー企業(正規代理店)の拡充により効率的なアカウント運用が可能になるといいます。
“LINE公式アカウントを使うメリット”
LINE公式アカウントを使う1番のメリットは、LINEのユーザー数の多さです。2019年9月末時点で8,200万人以上の月間アクティブユーザーがおり、このうち85%ものユーザーが毎日利用しているといいます。
これだけのユーザーに、アプリを新しくダウンロードしてもらう手間もなく、プロモーションに活用できるというのは大きなメリットです。
費用面もフリープランが用意されており、導入ハードルは非常に低いといえるでしょう。
企業や店舗のアカウントを友達登録したユーザーへのアンケート結果※によれば、65.9%ものユーザーが「企業・店舗からのメッセージを読んだ」と回答しています。同様に、「キャンペーンに応募した」が48.1%、「URLをクリックして企業・店舗のWebページを訪問した」が43.1%など、多くのユーザーが何らかの反応・行動を起こしたと回答しています。
※LINE自社調べ
このように、LINE公式アカウントは行動喚起に効果的なツールであり、店舗や商品・サービスを利用したことのあるユーザーや、利用したことはないまでも認知している顕在層に友達登録をしてもらい、コミュニケーションを活性化させることでリピーター化できる可能性を高められます。
“アカウントの作り方”
新規でLINE公式アカウントを作成する場合、まず、LINE公式の審査を通過することで取得でき、アカウントバッジが付与されてLINEアプリ内での検索結果に表示されるようになる「認証済アカウント」か、個人・法人問わず審査なしで誰でも作成できる「未認証アカウント」(基本機能は認証済アカウントと同じ)を選びます。
どちらを作成するか決めたら、アカウントの開設ページからそれぞれのフォームへ進みます。
・Step1
アカウントの開設ページからそれぞれのページを開いたら、「アカウントを作成」をクリックします。
・Step2
登録作業を行う方がすでに使用している個人のLINEアカウントまたはメールアドレスで「LINE Business ID」を登録します。
・Step3
アカウント作成フォームが表示されるので、必要事項を入力して「確認する」ボタンを押します。
これでアカウント作成は完了です。
参考URL:https://www.linebiz.com/jp/entry/
“まとめ”
LINE公式アカウントは、店舗系を中心にECサイトや観光業などのサービス業でもマーケティング成果を発揮しています。
未認証アカウントなら個人でもアカウントを取得でき、フリープランが用意されているため、小規模なビジネスから活用が可能です。
また、認証済アカウントなら、公式アカウントの周知に活用できる店頭掲示用のポスターデータのダウンロードや利用料の請求書払いができたりするので、マーケティングに注力したい企業様におすすめです。
LINE公式アカウントの運用が軌道に乗って、ユーザーの行動やユーザーとのコミュニケーションデータを可視化したいニーズが出てきたら、ぜひ、LINE公式アカウントと連携も取れる「SYNALIO for LINE」も検討してみてください。
▲SYNALIO for LINE:https://synal.io/lp/line/