“ご担当業務を含め、自己紹介をお願いいたします”
吉富様:私は現在インサイドセールス課に所属していますが、昨年11月までマーケティング推進室に所属していました。マーケティング推進室では、リード獲得を目標に、資料請求数やセミナーへの申込者数、お問い合わせ数の向上を目指し、Facebook広告やリスティング広告、メールなど、集客のための様々な施策を行なってきました。SYNALIOの運用も、その1つです。
下山田様:私はマーケティング推進室に所属し、現在SYNALIOの運用を担当しています。
“新規のお客様を獲得するために、どんなことを行なってきましたか?”
吉富様:弊社では経営層をターゲットにしたサービスを提供しており、新規顧客の約7割がご紹介からとなっています。また、月に10回ほど東京や大阪をはじめ各地でセミナーを開催しています。セミナーへの集客方法は、Facebook広告が5割を占め、残りの5割がメールやオーガニック検索です。
資料請求への誘導には、Facebookのほか、Google広告やWebメディアなど、複数の広告を利用しています。私の担当外でしたが、タクシー広告などオフラインの広告も利用しています。
“SYNALIOはどのようにご活用いただいていたのでしょうか?”
吉富様:私たちは、お客様と1to1のコミュニケーションを実現させたいという考えからSYNALIOを導入した背景があります。それを実現させるために、カスタマーサクセス担当の方から様々なご提案を受けました。その中で、まずはラベルを活用するために、Webサイトに訪問してくれたユーザーの「行動データ」とチャットボットのヒアリングで得られる「会話データ」を収集するところからスタートしたんです。そして、流入経路や閲覧ページ、訪問回数といったデータがある程度蓄積されたタイミングで、会話データと行動データに応じたポップアップの出し分けを提案していただきました。
具体的には、SYNALIOのチャットボットをクリックすると「有人チャット」「識学とは」「導入事例」「お悩みをお持ちの方」の4つに会話を分岐させていて、例えば「お悩みをお持ちの方」をクリックした方にはお悩みの種類をいくつか提示します。さらに「管理職が育たない」というお悩みをクリックした方に対しては「管理職の育成に悩んでいませんか」というポップアップを出す、というように、ユーザーの選択した会話内容によってポップアップを出し分けるように変更したんです。
また、有人チャットでのお問い合わせ内容で最も多かったのは、「料金を知りたい」でした。「料金を知りたい」というお問い合わせは、有効リードとして判定しています。
SYNALIO経由でこのお問い合わせが非常に多かったため、追加で新しく料金ページを作成しました。
また、有人チャットには、すでにご契約をいただいているお客様からのお問い合わせをいただくこともありました。お客様からのお問い合わせは、インサイドセールスへスムーズなパスができました。
このようにSYNALIOで得た会話ログをもとに新しい施策の展開にも活用しました。
料金ページ
URL:https://corp.shikigaku.jp/document/price
“SYNALIOを導入後、効果はありましたか?”
吉富様:はい、ポップアップのクリック率が大幅に上がりました!会話の選択肢の「識学とは」で6倍、「導入事例」が3倍、「お悩みをお持ちの方」では20倍ものクリック率になりました。特に「お悩みをお持ちの方」でこれほど数字が上がったのは、悩みの内容まで掘り下げて、会話の一段階深い階層で会話ラベルを貼っていたからでしょうね。
それまでもポップアップ機能は活用していたのですが、すべてのお客様に対して同一の文言で出していたので、あまり響いていなかったようです。ポップアップのリンク先は以前と同じお問い合わせフォームで、サイトの構造自体は変えていないのですが、ポップアップの文言をヒアリングした内容に合わせた文言に変更するだけでこれほど効果が出るのかと驚きましたね。
“識学様には2018年からSYNALIOをご利用いただいていますが、使い続けてくださっている1番の理由はなんでしょうか?”
吉富様:まずは結果が出ていることが1番ですね。そして、かなりのスピードでSYNALIOが進化していることも理由の1つです。週に1度のペースで機能がアップデートされていて、そこに無限の可能性を感じています。特に、ポップアップ機能が追加されたことは本当に大きなプラスでした。
“現在は、SYNALIOのご担当を吉富様から下山田様に引き継がれたそうですね”
下山田様:はい。現在は私が担当しています。これまではコーポレートサイトにSYNALIOを設置していたのですが、今まで以上に活用するためにSYNALIOの設置サイトを変更する予定です。今後は、弊社のオウンドメディアである「識学式リーダーシップ塾」への設置を予定しています。
識学式リーダーシップ塾
URL:https://leadership.shikigaku.jp
“具体的には、どのように活用されるのでしょうか?”
下山田様:「識学リーダーシップ塾」は、リーダーシップやマネジメントに悩む方に対して情報を提供する媒体です。このサイトのユーザーは、識学をあまりご存知ではないライト層が中心です。不定期にアクセスされ、複数のページを行き来することが想定されますので、ラベル付けをしてデータを取得していきたいと思います。そして、訪問回数や閲覧されたページごとに、ユーザーに適した内容のチャットボットを表示させたいと考えています。ここがまさに、SYNALIOの強みだと思います。
“SYNALIOの引き継ぎはスムーズにできましたか?”
吉富様:実は、引き継ぎというほどのことは何もしていないんです。私自身が前担当から引き継いだ際に、管理画面を触りながら直感的に覚えていくことができたので下山田もできるだろうと思っていました。
下山田様:操作方法や活用方法は、SYNALIOのカスタマーサクセス担当の方から教えていただきました。オウンドメディアに設置するというアイデアも、今まで以上にSYNALIOがいきるシステムは何かを一緒に考え、ご提案いただきました。次回の打ち合わせでは、操作方法を教えていただきながら、実際に会話を組む予定です。
“今後SYNALIOに期待することはありますか?”
吉富様:SYNALIOのクラスタ毎に動線づくりをしているので、それが本当にコンバージョンにつながる正しい道なのかを確認できれば良いですね。管理画面でクラスタ毎のコンバージョン数を一目で見られるようになることを期待します。
下山田様:私は、SYNALIOにナーチャリング強化の役割を期待しています。オウンドメディアに何度か訪問していただいたお客様を、資料のダウンロードやLINEの友だち登録のためにコーポレートサイトに誘導までを担ってもらうのが、最も良い活用方法なのではないかと考えています。今後さらに、SYNALIOがコーポレートサイトのセッション数アップに貢献してくれると期待しています。